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カシューナッツを売ってみた

最近通っている村で、実際に販売するためのカシューナッツを作ってみた。

まず最初に、収穫できた種子を1kg測ったあと種子の数を数えるといった事を何度か試みたところ108~136個/kgになることがわかり、約7袋のカシューナッツが出来る計算になる。買い付けに来る商人に300~400Fcfa/kgで売るよりも加工した方が約2倍の収入になるが、加工する手間・販売する手間が増える事さらに商人に売る場合には状態の悪い種子や小さい種子などをまとめて買い上げてくれるという利点があるので、加工するのか商人にそのまま売るのかを判断するのは村人にゆだねることにした。

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加工の方法はボールなどに種子を入れ炎で炒るだけの作業だが、炒る方法や時間、中の実を割らないように取り出す事、種子をきちんと乾燥させておくなどの工夫がこれからの課題になりそうだ。さらに今回では加工したカシューナッツを曜日市で販売したが、販路を考えることも必要だと思う。


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ニオロ周辺にはこのカシューナッツを販売しているのをあまり見かけないので、これをきっかけにニオロ周辺でもカシューナッツを手軽に買えるようになることを期待したいと思う。

環境教育・学校育苗

2011年2月から4月にかけて、ニオロ市内の小学校とプロハンの小学校で環境教育と学校育苗を行った。
 環境教育ではL’éducation relative à l’environnement Guide d’activités のマニュアル本に掲載されているactivité 5, activité 13, activité 15, activité 16を参考にして授業を行った。

まず第1回目の授業は、activité 5「pour moi..」を参考にして身の回りにある机やイスなどは木から作られているのだということを学んでもらい、自分たちの生活には木がとても深く関係しているのだという事を教えた。

第2回目の授業はactivité 15「Le présent et le passé」 activité 16「Pensons notre Futur」を参考にして、学生たちに自分たちが住んでいる街での昔と今での変化を挙げてもらい、良い将来にするためにはどうしたら良いのかを考えてもらった。

第3回目の授業は activité 13「Qu’est –ce que l’utilisation continue des ressources forestiéres ?」を参考にして、樹木をどのように伐採・植林・管理していけば良いのかをゲームを通して学んでもらった。 
 ニオロには過去に短期隊員による環境教育が行われていた事もあり、学校側も協力的でスムーズに環境教育を行う事が出来た。


その後、配属先の森林技官を学校に呼び
オレンジのポット苗を子供たちと一緒に作った。

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必要な土などはあらかじめ用意しておき
土の集め方などを実際に子供たちに実践してもらう。

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混ぜた後、土をポットに詰めていく。

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初めての作業に子供達は興味津々で取り組む。
・・が、外にでると遊びだす子供がいたりと、まとめるのが大変だった。。

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それでもなんとか1人1つのポット苗を作ることができた。
これからの毎日の水やりをちゃんとやってくれるか心配だし、
芽が出てくる前に柵を作らなければいけないなど課題は残っているが、
一応これで環境教育からの学校育苗が行えることができ、ひと段落といったところかな。。

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さよならユッスー、また逢う日まで。

3月20日に同居人は日本に帰りました。

ユッスーとは1年と半年の同居生活。
いままで同居なんてしたことのない自分にとっては
いろんな意味で良い経験になったと思う。

そもそも同居なんて仲の良い知り合いとかじゃなければしないわけだし
セネガルに来て、年の離れたしかも初めて会う人といきなり同居するって
めったに無い経験だったと思います。

ユッスーに最初に会ったときは「なんだこの人、この人と1年半も同居するのか・・」
なんて思ってました。。
それでも今となってはほんとに兄のような存在になりました。

日本に帰った後、また会える日がほんとに楽しみです。

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ビッサプというジュース


プロジェクト時代の元アニメーターであるセネガル人が
女性グループを対象にしたジュース作りの講座を開いていたので見に行ってみた。

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会場では、近くの村から結構な人数の女性達が集まり準備をしていた。

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今回作るのは、ビッサプジュース、バオバブの実のジュース、タマリンドのジュースなどなど
ちなみに上の写真は乾燥させたビサップ。
これらを鍋で煮込んだ後、こして、砂糖を加えジュースにする。
アタイヤの時もそうだが、やはりここでもビックリするぐらいの大量な砂糖を加える。。
たしかにビサップはそのままだと酸っぱいけど、個人的には少し酸っぱいくらいのビサップジュース
の方が好きだ。

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何度かこういう講習会を見てきて思ったことがある。
それは、必ずこういった集まりの時は昼食が用意されるという事。
昼食がでない講習会は考えられないという事。
こういった講習会に参加する方としては、なにかしらメリットが無いと出る気にならない
のは良くわかる。。

講習会で人を集めるには飯は欠かせないのだ。

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やっぱりこういう学びの場は重要だな~
なによりこうやって集まってみんなで何かするっていうのは楽しいしね。

接ぎ木をしてみた


ダバリという村のセネガル人が「マンゴーの接ぎ木がしたい!」という事なので
家で育てていたマンゴーの苗を持っていき、接ぎ木をしてみた。

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教えるといっても、実際には接ぎ木の経験はゼロ・・
だが前に受けた接ぎ木講習を思い出し、拙いながらも手本を示しながら教えた。

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その後、実際にセネガル人1人1人に接ぎ木してもらった。
このセネガル人達、もともと医者の仕事をしているだけあって手先は器用。
しかも1回見ただけで俺よりも上手にこなしていた。。

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改良かまどの時も思った事だけど、村人たちは何かこういった技術を学ぼうとする事に
とても積極的な気がする。
だけどそういう事を学ぶ場所や機会があまりないのが残念だ。。



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ちなみに家で育てているマンゴーの苗木達。
以前に侵入してきたヤギに葉っぱを食べられるという出来事があったが
それでも元気に成長しています。

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その傍らにはマンゴーを守るガルディアンこと2代目ビサップ
プロフィール

asakoh

Author:asakoh
協力隊として2009年9月から
セネガルのニオロで植林隊員として活動中。

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